AWDシステムとしては一見同じに見えますね。
私も一見同じように見える部分の違いというのに非常に興味がありました。
エンジン縦置き、ミッション縦置きという点でも同じです。

Subaruはこのレイアウトを低重心とうたっています。それに対して異を唱える人は割といます。
確かに補機などを含めると低重心じゃないか?というのはわかります。

http://minkara.carview.co.jp/smart/userid/157928/blog/1853861
これによるとAudiのほうがトータルで低重心であるとありますね。
どちらもFFベースで、重量配分もFF的です。

確かにLegacyはFF的な位置にエンジンがマウントされています。トータルでの高さもパッと見、そんなに低いとは感じません。
スペックだけでは違いは判らないということでAudiにも試乗をしてみました。

 

 

 

 

Audi S4です。これ以外にもA6、Q5と試乗しています。
確かにエンジンルームをあけるとLegacyと同じような位置にレイアウトされています。高さもパッと見はSubaruと変わらないように感じます。
これは乗るしかないということで乗ってみました。

 

 

 

 

乗ってみた感想は、Audiの乗り味は三菱のランエボを思い出しました。
ものすごく安定志向に振っているように感じます。
確かに高速などでは安定しているでしょうし、雪道でも安全に走ることができると感じます。
おそらく誰が乗ってもこんな感じでしょうか?

唯一違うのが、エンジンで、Subaruは水平対向、AudiはV型です。
AWDのメカニズムというより、これが作用しているようにも思いました。

試乗でBRZにも乗りましたが、やはり非常に面白い車で、コーナーの入りが非常にいいと思いました。BMWのM3にも乗りましたがちょっと違う。なんとなくフロントが重く感じる。

また、WRX-STIにも試乗し、DCCSで前後均等、一番後ろ寄りの駆動配分というのを試してみました。一番後ろ寄りにするとホントFRか?という感じで、コーナーの入りがすごくいいと感じました。

なんかFRっぽいように感じます。やはり水平対向というのがキーなのかなと感じます。
コーナーの入りが決まらないとあとは何もできないですから。
水平対向は何かとデメリットもあるエンジンですが、それを上回るものがあるように感じます。

結論としては、Subaruの車が一番自分のフィーリングにあっていることが改めて認識できました。
これも、ドイツ車全メーカーを試乗した結果です。
他の車と比べて違うのは水平対向という点ですから。

これも好みの問題はあるのかもしれません。