このTDMFはもともとアムダールの製品で、富士通が販売してました。

最近はSoftek自体をIBMが買収し、IBMのデータ移行ソリューションで提供されています。
私がかかわっていたころは富士通製品をIBMが直接取り扱うことに問題があったので、BPである我々が間に入って、間接的にIBMに提供するという形をとっておりました。
最初、この製品を聞いたときに非常に疑問でなんでこんなことできるん?と。
当時の富士通の方からは中身についてはあんまり詳しく教えていただけず、さすがに販売するのに中身とかわからないと売れないだろうってことで自社でテストをやってました。
DB2の大量ロード処理を行いながら、TDMFでディスクを移行して、パフォーマンスの劣化を測定したり、実際にコピー最中のCCWトレースをとって、大体構造は把握できました。
原理がわかれば、売る側としても非常に説得力があり、自信を持っておすすめできます。
要は、コピー元Volumeの都度変更されている個所をEXCPマクロでコピー先にコピーして、コピー元にほとんど変化がないと判断した時に、DDR SWAPをかますという原理。
ただ、できないのもあります。PAGE D/Sはできません。多分、DDR SWAPかました瞬間に落ちるでしょう。
全く変更がないVolumeにはあんまり無意味な気がしますが、ディスク移行には何かと便利ではあります。