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IT EXPOにかなり久しぶりに行ってきました。
目的はWatson Lob High氏の講演を聞きたかっただけなんですけど、ついでなのでクラウド、ストレージ、データベース、ファシリティととても幅広いエリアで情報収集してきました。

まずはLob High氏の講演。
Watsonはaiではない と書いている最中に寝落ちしてしまって、書きたいことがすべてまとまってしまっていますが、これが今日のハイライトでしょうね。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/093003115/?ST=itproexpo15
以前論文でも書いたのですが、金融機関ストレステストのシナリオ策定にあたっての、未知のトリガーポイントをWatsonに出してみるという使い方は行けそうだ。世界で最初に少子高齢化の影響をもろに受ける国という点では有用と考えている。
自分の認識とさほどズレがないことは確認できました。

次はAWSさん。
私自身が金融機関出身なので、おそらく最も苦手な分野で話を聞いてきた。
金融機関の場合はある意味なんでもかんでもというようなことはおそらく難しい。
個人的にはチャットや社内SNSあたりがいいんではないかと考える。たったこのような分野でもFISCや情報管理が厳密に求められる。DOUを結んで、AWSとしてはAWS側が起因する情報漏洩はしないとほぼ解釈してもよいと考える。専用回線などを用意していただければ、ある意味今までのアウトソーシングの感覚でよいと理解した。
ただ、金融庁検査やらなんやらで仮に対象になった場合にこの中にも当然ながら機密情報は含まれる。せめてチャットログなどはAWSから自社で持っておいたほうがよいとは考える。

次はOracleさん
クラウドネタもあったのですが、Oracle Enterprise Managerの話が割と中心。
OEMでSQLのパフォーマンスチューニングが出来るだとー?
実際のところは精度はまだなんでしょうけど、数多くいるOracle資格者の商売あがったりですね。わたしも元々DB屋としてはあの地道な作業ができちゃうんだと感心。
あとは、SAP HANAとのコンペが最近多いみたいですね。
Oracle 12cはあくまでRDBベースでインメモリーを実装している。
HANAはキャッシュの使い方がまだなのかなという感じがします。
Oracle 12cでもSGAを大きくしてメモリー上に展開しても更新系が多い場合、どうしてもredoログへの書き出しがオーバーヘッドになってしまう。
この部分はFlash MemoryやSSDを併用することが必須だと思います。

最後はHPさんです。
ここはもろ、z/Linuxとのコンペになるのでその辺をはっきりと聞いてきた。
SuperdomeにもXeonが搭載が出来るようになり、Linuxが稼働可能になる。思い切り垂直統合のz/Linuxとかぶることになる。
ここの人いわく、やはり、IA86とs390xではアークテクチャが異なりバイナリーが違うのがネックでは?
そのことでソフトウェアのラインナップの種類、出荷数による料金が割高になるという点を挙げていた。
もちろん、z/Linuxにもアドバンテージがあるのはわたしは理解しているが、直接コンペだとどうなるのかな・・とは思いました。

本日の感想でした。

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