カバー写真が日銀本店な割に日銀をテーマにした話題がないので書いてみたいと思います。
たまにこの手のブログがありますね。
うーん、きちんと財務諸表何やらをみてほしい。まずは。
あの、例の国の借金シリーズもバランスシートがわかればなんてことないと思いますがね・・・。
その上さらに何かカラクリがあるのかは私は知らないけども、ここに書かれているものをまずみていきます。
持ち株の55%は政府が所有しているが、残りの45%の株は政府以外の民間人の所有となっており、ロスチャイルド一族が30%以上所有していると言われています。
確かに55%日本国政府(厳密には財務省)なのは正しい。確かに残り45%の株主については公表されていないが、日本銀行は株式会社で、JASDAQに上場している。(8301)
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=8301
なので一般の投資家が買うことはもちろん可能である。
ただ売買頻度が非常に少ないので約定に時間がかかるが、きちんと約定して購入は可能である。
それは莫大な利益率である。一万円札が一万枚で一億円であるが、その原価は約20万円!
20万円で印刷したものが一億円になるという、まさに錬金術である。
これはいわゆる通貨発行益(シニョリッジ)とでも言いますが、ここは日本銀行のバランスシートに注目をしていただきたいと思います。
第133回事業年度上半期財務諸表 (H29年上半期)
関係しているところをピックアップしますが、
ご覧の通り、銀行券(現金ではないところに注目)は負債になります。
あくまで、現金と銀行券は違うというところがキーかと思います。
刷ればするほど負債が増加し、その裏付けとなる資産(国債、金など)がないとバランスシート上、おかしなことになります。
あとこれに関連して、シニョリッジで儲けまくってるんだろうという話も出ます。これも説明してみます。
日本銀行法 第53条 5に以下の通りにあります。
日本銀行法
5 日本銀行は、各事業年度の損益計算上の剰余金の額から、第一項又は第二項の規定により積み立てた金額及び前項の規定による配当の金額の合計額を控除した残額を、当該各事業年度終了後二月以内に、国庫に納付しなければならない。
とあります。
一般企業でいうところの利益に当たる部分は国庫に納付せよ、すなわち国に返還することになっています。
上記財務諸表の関係箇所を抜き出すと、
5502億円を国庫に返納していることなります。
このことを逆手にとって少しお話ししますと、現在日銀が所有している日本国債(JGB)は約450兆円あります。
余剰金(利益)は国庫に入るため、事実上日銀が所有する日本国債の利息は0になります。
ただ、まぁ日銀も何かと陰謀やら何やら本当にあるのかどうかは私もわかりませんが、今回のテーマは宣伝不足何でしょうかね・・・。
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