この表現を書いていいものかどうか迷ったのですが、書いている人がいたので、あえて書くことにしました。

一応、この件について書かれている方のページを紹介します。
http://around40-ojisan.blogspot.jp/2012/01/itking-of-it.html

私も結構な転職を重ねて今に至ります。
いわゆる、IT業界は建築業界と似ています。下流にしたがって、待遇が下がります。
一般的には下流から上流に這い上がるのは至難の業です。
これはやってみると実感できます。
私はこの転職回数には意味があることを改めて、最近感じます。
とある、メガバンク系の人事部長からこんな経歴の人、見たことないと・・・。

理由は、
大手に入るには高学歴と平均的にそつなくできる人を求めます。突出したものはいらないということです。
私の場合はそもそも学歴がないので、下流からだんだん上がっていくことにしました。
これには技術力というのを武器にしてきました。
普通にいると、そのままスキルは上達できず、その場に止まってしまうケースが多いと思います。
資格は持っていることはいいのですが、それだけでは評価されないです。
私は環境や、運がよかったのかもしれません。
オペレーターやりながら、夜中にMVSの中身を勉強してたりとかやってました。
また、メインフレームをおもちゃにできる環境があったのも大きいかもしれません。

キャリア的にはベンダー側、ユーザー本体(銀行・生保)を両方経験していることです。

自分の強みは自分的に冷静に考えると、幅の広さと応用力かなと思います。
ある特定の分野の専門知識自体はそれほどではないと思います。
コンピューター分野というのはベース理論自体は昔からのものなのでその基本中の基本を押さえてしまえば、新しいことでもちょっと勉強すればできると思いますし、実際にそれを実践してます。

私の場合もメインフレームというベースのスキルはありますが、どこに入っても、メインフレームとオープン系を両方任されていました。

今はさらに下請けに関する、環境はさらに厳しいものだと感じます。
技術力で勝負がほぼ無理で、価格の安さというのが売りになってます。
最終的には、安さと代償に品質が落ちるのは確実です。
実際に利益が見込めなくなってくるので、このビジネスモデルは終焉かなと最近は思います。

私の場合も、7月までとあるセンターにおりました。
おそらく言われたことだけを仕事をしていたらすぐにやめていたでしょうし、終わったら次の現場だといわれる典型的な形になるのは目に見えていました。
仕事のためというか、今後のために人脈を増やしたり、誰もやらないような検証とかをやってみたり。元請けのベンダーさんからいろいろ技術的な相談を受ける状態に(笑)
おそらく日本でこういう経歴を持っているのはいないのかもしれません。
実際にUSで仕事したら?とよく言われます。

なにをもって技術を極めたというのは自分でもよくわかりませんが、
Destination zに紹介されたのもその成果の一つかもしれません。

今の日本では技術力で勝負するのは厳しいです。

金融機関で学んだ業務知識と今までの技術力とノウハウを使って、さらに仕事の幅を広げて勝負するしかないかと・・・。

私はITは道具と考えます。目的ではありません。一時期は方向性を見失ってましたが、
やはりこの道具を使って、直接目に見える仕事に復帰できればと思います。