以前からやっております、Bochsのz/Linuxへのポーティング。
今回はレスキュー用のz/Linuxを作ったついでにやってみました。

http://ameblo.jp/nakapachi2/entry-10798176141.html
このエントリーの時は不発に終わりましたが、今回ある程度めどが立ちました。

今回はz196+SLES11SP1+Bochs2.4.6という組み合わせ。
Bochsって何?という方はこちらを。ちなみにBochsはBoxをもじったものだそうです。
http://bochs.sourceforge.net/
いわゆる、IA-32/64を完全にSWでエミュレーションしてしまうもの。
理論上は、どんなアーキテクチャーのLinuxでもエミュレーションができるはずだったのが1年近く苦戦をしている訳です。

SLES11SDKからx関連のdevel rpmも合わせて導入する必要があります。
コレを含めて、makeします。一応Fedora for s390xにはrpmがあるみたい・・。今回もOSが違うのでmakeから。

Compile optionはmarch=z10 としました。(SLES11SP1に含まれるgccがまだz196に対応していないため)

makeはあっけなく終了・・・。
特にエラーやワーニング類は一切なし。

早速Freedosのブートをしてみる。VGA周りでうまくいかない感じだった。
Bochs側のVGA設定周りを変えてみると、なんと、BochsのBIOS画面が出てきました。
おー。ここまでが長かった・・。
FloppyのFreedosのイメージをBootしてみる。いけますね。きちんとプロンプトも出ます。
一応IAエミュレートはうまく行っているようだ。

次はFreedosのCDimageからFreedosのDISKへのインストールと稼働確認。
まずは空のDiskImageを作成。次にFreedos ISOイメージファイルをマウント。
続いてBoot。コレも問題なし。インストールも問題なし。最後はDiskからBoot。コレも問題なし。

最終的にこの超個人的なプロジェクト(笑)何がやりたいかというとWindows XPをz196で動かしたい訳です。

というわけでWindowsXPのメディアをお借りしてInstallに挑戦。
あくまでトライアルでアクティベーションはやりません。

WIN XPのISOからBootしてみる。できます。インストールは途中までは進むようです。
ファイルをコピーするところでブルーバックです。しかも原因がバラバラ・・・。
WinXPからするとかなり異質な環境ではありますので・・・。

というわけでここまでは来ました・・・。

BochsのBIOS画面が出るようになったのは今までとは違う部分です。
おそらくx周りかな・・・と思ってまして今回はデバックをするつもりでしたがすんなり行ってしまいました・・・。

Freedosを使ってみた感じではさくさく動きます。z196だからでしょうか。
WINXPのインストールも途中まではさくさくいきます。エミュレーターの割には優秀ではないでしょうか。

またヒマがあったらやってみます・・。