上皇陛下からこう呼ばれるさかなクンさん。

さかなクンのお母様の教育方針は非常に有名になりました。

yocheckya.net

本人が正式に公表しているわけでもないですし、正確にはわかりませんが紹介されているエピソードや諸々を見ると、ASDである可能性は高いと感じます。
私とさかなクンとはほぼ同世代ですが、幼少期にはASDなどの情報はほとんどない状況でした。
とにかく、ASDは何か特化したものを見つけてあげるのが大人になって生き残れる方法だと思います。
私の場合は中学生の頃からコンピュータプログラミングに非常に興味を持ったことが今となっては非常に助けられているというか、見つけれなければ今の自分はないと実感しています。
私はたまたま自分でプログラムを作るのが楽しいというのを見つけましたが、みんなが全てそうとは限りません。
おそらく自分で見つけられない人の方が多いのかもしれません。

とにかく興味を持った方向にとんでもない集中力と執着を持って行くので、おそらく親御さんはこれではこの子のためによくない、なんとかしなければと不安になる方が多いと思います。日本のように同調圧力がすごいとなおさら・・。
さかなクンのお母様も世間や自分自身にも葛藤が相当あったことは想像はできます。

私もさかなクンも世代的にはロスジェネ世代(氷河期世代)に分類されます。
この世代の人全てがそうではありませんが、世代人口に対して企業が採用を極端に絞ったので、いわゆる非正規労働者や引きこもりが多い世代と言われています。
政府からも人生再設計第一世代と言われる始末。

business.nikkei.com

得意分野を見つけられずにいたら不得意な仕事をやる羽目になります。
氷河期世代では不得意なことやる確率はさらに上がります。
不得意なものは努力でなんとかするにもハードルが高すぎるので、克服する前に潰れることになると思います。克服できなければ、仕事ができないヤツとして人格まで否定される可能性が高いです。
もちろん克服することは可能です。
ただ、ASDでない方に比べると途轍もない時間と精神力が必要です。その過程で精神疾患を患う確率が非常に上がります。

もし、私がコンピューターに出会わずに飲食店で仕事をしていたら悲惨なことになっていたのは想像できます。
まずオーダーがほとんど記憶できず、持ち運びでも落としてしまう可能性が高く、このことで仕事ができないヤツと烙印を押されていたと想像できます。

決めつけはよくないとお叱りを受けるかと思いますが、彼も私に似たものを感じます。

www.msn.com

学歴が全てではない!というつもりはございません。今までも高学歴な方とお仕事させていただきましたが、やはり優秀な方が多い印象はあります。
汎用的に優秀な感じでしょうか。ただ、一芸専門特化型ではないです。
今の日本ではまだまだ汎用的に優秀な方が重用される傾向はありますので、一芸専門特化型が不利な状況はまだ続いています。

昨今の大企業で45才以上を対象とした早期退職や銀行での大量リストラなど、高学歴であるものの汎用的に優秀な方が淘汰される傾向が出てきています。
受験戦争に勝ち残り、大企業の狭き門にも勝ち残った方たちです。

ある意味、一芸専門特化型の時代がきているとも言えなくもないと思います。
ただ、方向性を間違えなければです。

親御さんも自分自身を信じる、ということが非常に求められるのです。