先日発表された、zBC12を見てきました。
スケルトンで出してしまうのもすごいと思いますが。せっかくのスケルトンなので、細部の写真を撮ってきました。

まずはCPUです。
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こちらは、ミッドレンジということで、クロック周波数は4.2Ghzです。

次はメモリーです。正直、え?こんなもん?というイメージだと思います。

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最後はI/Oドロワーです。

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いわゆるチャネルと言われています。今ではここにFiberChannel(FICON),OSA(EthernetCard)などが収まります。
ここに今回新たにzEDCExpressカードが刺さります。

今回の新機能で個人的に気になったものを書いてみたいと思います。
1つ目は、IFPという種類のプロセッサーが追加された。
これはマイクロコードを実行するための専用プロセッサー。
ここまで機能をマイクロコードで実装していると実際のオーバーヘッドは多いだろうと思っていた。

2つ目は、zEDC Express
実際にはzlibを使うようだが、実際に昔z/OS上にzlibコードをポーティングして実行をしたことがあるが非常に重い。
この辺りをオフロードできるのはありがたい。

3つ目は公表価格
最小構成で790万と公表したこと。しかもこれは一括料金で月額料金ではない。
国産メインフレームベンダーだと月額で発表される場合が多い訳ですが、これに関しては問い合わせが非常に多いらしい。

このほかにも新機能がかなり増えたが、実際にこれをどう使うかを考えなければいけない。
使わなければ無意味ですので。

私の感想ではここ最近で劇的にかえてきたモデルだと思う。
790万と言われると、家で買ってみようかという冗談のようなことを考えるかもしれない。
実際、自宅におくとしたら、200V三相電源やDisk装置が必要なので、おそらく床が抜けます。