汎用機を昔からやっている人からは???でしょう。
汎用機といえばDASD!ですから(笑)

サーバーの世界では内蔵Diskがあって、外部Diskとして、FCP Diskを使うのがスタンダードです。

今どきのメインフレームで使うストレージはあくまで論理的に作り出したDASDで、この手のストレージはFCPDisk、DASDを混在して使うことも可能です。

今のSystem z (IBM メインフレーム)にはFCP Diskが接続できて使えてしまいます。
こうなるとそこらのサーバーと全く変わらんという(笑)

厳密には昔からあったのですが、z/Linuxが出てきてからはかなりフューチャーされた感があります。

普通にFCP DiskからBoot(IPL)も可能です。これはサーバーでいうとこのSAN Bootですかね。

DASDだと今は主にFICONで接続されていて複数本のFICONで使用しても1本使えなくても動的にリカバリーをしてくれていて完全仮想化されているのであんまりマルチパスというのを意識しません。

ただ、FCP Diskを複数本のFCPでつなぐとほかのサーバーと同様、OS上でのMultipathでの制御となります。
使うドライバーもいたって一般的なSCSIドライバーを使うので、割とどんなFCP Diskともつながります。

体感的にはDASDよりFCP Diskのほうが早いですね。
DASDだと3390の型式に制約がかかるため、大規模な領域を作るのがかなりめんどくさいですが信頼性は高いです。
一方FCP DiskだとでかいLUNを作ってしまうとそれで終了なんですよね。

たまにz/Linux+OracleでDiskの構成ってどんなのがお勧めですか?と聞かれますが、
個人的には、それほどパフォーマンスは要求されないが信頼性が重要なところはDASDで作ってOracleのDBなんかはFCPDiskでとご提案しております。

Linux自体の信頼性も上がってきたので、大規模なLinuxサーバーとして使う価値は技術的にもありだと思います。

企業さんによっては、メインフレーム部門、サーバー部門と分かれているとこが多いですがここまで来ると垣根がないです。

この辺がまだ浸透してないのはもっと宣伝しないとだめですね(笑)